こんにちは('ω')ノ
当院には頭痛メインの方だったり、頭痛もあるという方だったり、色々な方が来られますが。
先日もインスタか何かで病院に行っても治らないという首~頭にかけて激しく痛むという年配の男性
患者さんのおはなしを少し書きました。
重複してしまうかな?と思いますが少しだけ書きますね。
【瘀血の頭痛】
その方は年配男性で、ヘビースモーカーでデスクワーク、深夜までテレビを見て、運動は嫌いという。
身体は筋肉全部が硬くて、舌の色は暗紫色、指先の色も悪い、足は冷え冷えして、etc...
詳細は書きませんが、上記のような感じでした。
この方は問診で”瘀血”がかなりあるであろうと診て、鍼灸治療は本治&標治、井穴刺絡と頚背部7か所の刺絡を行いました。
瘀血というのは簡単に言うと要らない血。
東洋医学ではこの瘀血が蓄積するのには年月がかかるとも言います。
それ以外にも打撲やケガを良くしたり、辛い物を好んで食べたり、イライラしたりと
瘀血の溜まる原因は色々あります。
瘀血の有無は、舌の裏側の舌下静脈を見たり、舌本体の色や、唇の色。
指先に寄せた血の色などを見て治療の必要性を判断します。
瘀血は頭痛以外にも身体に悪さをします。
慢性的な身体の不調には関わっていることが多いです。
この患者さんの場合、結構全体的に要らない血がたくさん出ました。
鍼灸後は手技的療法を加え、筋肉を柔らかくしました。
1回の治療で「何となく違うかも。」となり、大体4回くらいの治療でほぼ消失。
ただ体質的と習慣により”瘀血”が溜まりやすいので定期的に治療も現在行っています。
【血虚・血滞の頭痛】
若い女性の患者さん。
お仕事は立ち仕事で忙しく、頭痛の時は薬を服用してだましだまし頑張っているとのこと。
一応三種類の頭痛薬(アマージ・レイボー・ミグシス)を状況に合わせて飲んでいるようでした。
最近では薬を飲んでも効かないので困っているとおっしゃっていました。
天気にも左右されて、雨が降ったり、気圧が変化していると感じると頭痛が酷くなるということで来院。
この方も鍼灸治療と手技療法を行いました。
現在10日に一度程度の間隔で通院して頂いていますが、治療に通い始めてから酷い頭痛にはなっていない
とのこと。
薬も殆ど服用しないで過ごせているので良い経過のようです。
絶対にやって欲しいこととして、自宅で入浴時浴槽に入ることをお願いしました。
現在も継続して貰っています。
入浴は水圧によって微細な血管にも圧がかかるのでお願いしました。
頭痛薬では血管拡張剤的なものが良くあります。
しかし器質的に筋肉が硬い場合に(筋肉は体液を送り出すポンプの
役割をしているのに)薬で血管を拡張するにしても、外身が硬かったら中身の欠血管の循環は良くならなさそうですよね?
というか、元々薬云々の前に筋肉は柔軟性がある方がベストです。
なので日々浴槽につかるようお話しました。
治療も大事ですが、あくまでも日常生活の見直しは必要です。
上記の二人は勿論身体の状態は違うので、”証”は異なるので治療に使用するツボは違います。
この他にも色々なタイプがあります。
最近診た患者さんは比較的わかりやすいタイプでしたが、お二人とも病院で検査をしても原因がわからずに不安だったようでした。
慢性頭痛の場合はひとまず病院で検査を受けておくべきでしょう。
検査をして何も原因がわからなかったら鍼灸の出番と言えます。
場合によっては手技療法も加えると良いでしょう。
状態に合わせてこちらから提案させて頂いております(^O^)
もし頭痛でお悩みの方がいましたら、お気軽にご相談下さい!!